2017年10月12日
LoRaWANと鳥獣被害アラートシステム「TRELink」の実証実験(終了)
2017年9月末日、株式会社GISupply と 北海道紋別郡遠軽町丸瀬布 は 鳥獣被害対策におけるLPWA通信 (LoRaWAN)の実証実験を終了しました。 今回の実証実験では、通信機能付きの自動撮影カメラに加え、新たに携帯電話の通信圏外に設置された罠にも使用できるLoRa端末を鳥獣被害アラートシステム「TRELlink」に対応させ、罠のリアルタイム監視を実現しました。期間中、農作物を荒らしていた熊が罠にかかり、設置していたそれぞれの端末からTRELlinkを通じて、関係者への円滑な通知が行われ、熊の捕獲も無事に行われました。
●実証実験を終えて
今回は、鳥獣被害アラートシステム「TRELlink」が、LoRa端末に対応してから初めての実証実験でしたが、
熊が罠にかかった事をセンサーで問題無く検知する事が出来ました。また通信機能付き自動撮影カメラを用い、
罠のゲートが正常に動作していることも事前に確認でき、捕獲作業までの効率化が図れました。
LoRa端末については防水性(IPX7相当)があり、罠への取り付けが簡単な事に高い評価を得ることが出来ました。
今後も、多種多様な罠への設置が期待できそうです。
●実験概要
・実験期間:2017年8月31日~2017年9月30日 (終了)
・スケジュール
2017年8月31日 北海道紋別郡遠軽町丸瀬布、森林公園「いこいの森」にゲートウェイを設置。(完了)
2017年9月01日 センサーを箱罠に設置。(完了)
2017年9月末 実証実験終了、機材撤収。(完了)
●使用機材
・Webアプリケーション 「TRELink」 https://www.gishop.jp/shopdetail/000000001407/
・LoRa RSK(LoRaリアル現場用キット) https://www.trackers.jp/products_lora_rsk.html
(LoRa RSK構成)
ゲートウェイ1台
ネットワークサーバー1式
アプリケーション(ezFinder BUSINESS)1式 ※
センサー端末(LT-100)10台
※今回の実証実験でアプリケーションは、TRELinkを使用しています。
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